田舎(いなか)蕎麦

田舎蕎麦とは一体どんなお蕎麦のことを指すのでしょうか?その特徴を外見的なものからあらわしてみますと、蕎麦が黒っぽく太めの姿形をしているといえます。色が黒いのは、甘皮を一緒に挽いた挽きぐるみを使っているからとか、甘皮どころか堅い蕎麦殻を一緒に挽き込んでいるからだとか、様々な見解がありますがはっきりとした基準はありません。

しかし共通していえるのは、やはり一見して蕎麦が黒っぽくて太いものが田舎蕎麦といえることです。これは江戸蕎麦の細い白っぽいお蕎麦から対極にあるものを、田舎の蕎麦として意識するからではないでしょうか。また長さの短いものが多いために、啜りあげて食べなければならないもりやざるよりも、かけや煮込みなどにして食べることが多いように思われます。これもまた田舎蕎麦の特徴といえます。