藪蕎麦(やぶそば)

江戸蕎麦の御三家といえば「藪」「砂場」「更科」です。ではその中の藪蕎麦とはいったいどんなお蕎麦なんでしょうか?発祥の店は本郷根津の団子坂にあった「つたや」と伝えられています。このつたやには広い庭があり、そこに竹藪が茂っていたことから、「藪」という愛称がついたといわれています。

藪蕎麦の特徴と言えば、やはり辛めの蕎麦つゆになります。これは藪蕎麦のお客さんに忙しい職人が多く、茹でたての麺に、ささっとつゆをつけて食べるために、考えだされたといわれております。そのため、蕎麦つゆにどっぷり麺を漬けてしまうと、かなり塩辛く感じてしまいます。箸で取り上げた蕎麦の端を、ちょいとつゆにつけて啜るくらいで、つゆの旨味と蕎麦の香りを感じることができるでしょう。