そばの栄養素

そばは栄養のバランスがとれたスローフード 日本最古の医学書「医心方」に、「そばは、五臓の汚れたカスを洗い流して、精と神をつなぐ。その葉を煮て、野菜として食することもできる。」とあり、昔よりその効用が謳われているようです。そばの主成分は、他の穀類(米や小麦等)と同様にデンプンですが、 その他にもたんぱく質や各種ビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいます。

〇たんぱく質の含有量
たんぱく質は生命の維持や成長に欠かせない物ですが、そばは他の穀物類より多くのたんぱく質を含んでおります。精白米やうどんと比べてもかなり多く、他の穀物類の中では一番多く含まれております。そして、何よりたんぱく質を構成しているアミノ酸のバランスがよい。穀物類の場合はアミノ酸の中にあるリジンの含有量が少ないが、そばには多く含まれています。

〇ビタミンB1・B2で疲労回復
ビタミンB1は炭水化物をエネルギーにかえるために欠かせません。脳の働きを活発にするのにも役立っています。これらのビタミンが不足しますと、イライラや体力の低下や食欲不振の原因になります。ビタミンB2は多くの栄養素の代謝に関係しています。また体の成長、発育に重要なビタミンでもあります。皮膚や粘膜を正常に保ち、肌・爪・髪の発育や体全体の抵抗力を強める働きを持っています。

〇その他のビタミンもいっぱい
そばにはビタミンB1、B2以外にも、健康を維持していくために必要なビタミンがたくさん含まれています。ビタミンEは老化から守り、皮膚の強化、若返りに役立ちます。パントテン酸というビタミンは、ホルモンの合成に役立ち、疲労回復や炎症を和らげます。胃痛や頭痛、胃潰瘍、ガン、脳出血などの予防や免疫力の向上にも効果的。ナイアシンは血管の壁を強化し、過剰な飲酒による胃壁の荒れを防ぐ働きがあり、その他にも皮膚の活性化にも良いです。動脈硬化を防ぐリノール酸なども含まれています。そばほどビタミンが豊富な穀物類はありません。

〇酵素の役割
そばには体内での消化を促進させる酵素を多く含んでおり、たんぱく質や脂肪を分解して消化を助けてくれますが、この酵素が多く含まれていることにより、小麦粉などに比べ保存性が悪いことの原因となっています。そのため、そば粉は保存状態や保存温度に非常に注意しなくてはならなく、挽きたてのそば粉はなるだけ早めに使われるのをお薦めします。