このたびはお問い合わせ誠にありがとうございます。昔ながらのそば粉の保存方法で「木鉢下」という方法があります。一般に、生きている粉は、水分を吸収したり、吐き出したりして呼吸しています。この水分の吸収許容量がそば粉は小さく、小麦粉は大きい。空気中の水分が増加して、そば粉が吸収しきれなくなったときは小麦粉が吸収し、逆に乾燥しすぎたときはそば粉が小麦粉の水分を吸収することによって、そば粉だけでおいておくよりも、鮮度のよい状態を長く保つことができます。あらかじめ割り粉(つなぎ)と混ぜ合わせておくことにより、小麦粉がそば粉の水分や劣化を守ってくれますので、結果的にそば粉が長持ちする上、作業面でも効率が良いでしょう。ぜひご家庭での蕎麦打ちの後に余ったそば粉がございましたらお試しください。