平成28年産福井県秋ソバ収穫まであとわずか「福井県内の蕎麦の実も熟し始めている」

「10月中旬になり、秋らしい空模様の快晴が続いている」

10月も中旬になりました。朝起きるとさすがにTシャツでは寒い季節になりました。地元でも秋のお祭りなど開催され、子ども神輿などの準備や開催などでばたばたとした今週でした。しかし、もうしばらくしますと秋の新そばの刈取り収穫・乾燥作業・袋詰めと同時に製粉作業と新そばの販売開始など慌ただしい日がやってきますので、ノンビリとできるのももうしばらくです。

「福井県内各地区のソバの生育状況~福井県丸岡町~」

先週の初めに仕事の用事があり、丸岡町や福井市などを廻ってきました。ソバの圃場近くで車を降りるとまだ独特の匂いが漂ってきています。やはり台風の影響で倒れている箇所が一部見られました。一旦倒れると収穫量が極端に落ちてしまうので若干心配なところです。

2016年産福井県秋蕎麦(丸岡町)
福井県丸岡町ソバの生育状況

まだ白い花が見られますが、蕎麦の実も徐々に黒くなりかけてきています。10月に入り、朝晩の寒暖の差が出てきており、朝には朝霞が見られます。この寒暖差により、日中に葉で作られた栄養分が実に送られることにより、蕎麦の実自体が旨味をため込んでいきます。

2016年産福井県秋蕎麦(丸岡町)
福井県丸岡町ソバの生育状況

「福井県内各地区のソバの生育状況~福井県福井市~」

帰りは福井市北部方面から田園地帯を通って見ました。大分白い花も見えなくなり、もう少しで収穫かなと思われます。刈取りは大体10月の第3週末ごろから開始ではないでしょうか。

2016年産福井県秋蕎麦(福井市)
福井県福井市ソバの生育状況

まだ未成熟の蕎麦の実もここから徐々に黒くなるにつれ固化していきます。福井の在来種は小粒ですが香り豊かで、味わいはナッツのような、そんな穀物感が適度にあります。ソバは品種や作られた土地により、味や色、食感などに大きな影響を受けるといいます。その中でも福井県内各その土地土地による蕎麦の香りや甘み・粘りの違いなどの性格の違う顔を見せてくれます。

2016年産福井県秋蕎麦(丸岡町)
福井県福井市のソバの生育状況