平成29年福井県産秋蕎麦の栽培が始まりました「まずは圃場の準備から播種(種まき)へと」

「今年もあっという間に8月に・・・」

 今日から8月になりました。なんだかんだで今年も半分以上が過ぎてしまいました。ほんの半月前の7月の中旬には夏の新蕎麦の収穫から製粉へとでバタバタしておりましたが、今度は秋蕎麦の栽培が始まりました。

「福井県でも一年に2回の旬の新蕎麦の時期がある」

 数年前からは、福井県でも春まき夏収穫の「夏蕎麦」が7月より楽しめるようになり、弊社も夏限定になりますが販売を開始しております。数か月後には、今度は今時分の夏場に播種(種まき)を行い、秋11月位に収穫される「秋蕎麦」が出てきますが、一年に2回も旬の新蕎麦を楽しめるのは何とも楽しみではあります。
 両方とも福井県産ですが、夏蕎麦の品種は夏収穫に適応した「キタワセ種」になり、秋蕎麦の品種は昔から使われている「福井在来種」となります。是非、福井県の蕎麦の美味しさを夏・秋と楽しんでいただけましたら幸いです。

平成29年産福井越前夏の新そば粉(キタワセ種)で打った蕎麦
平成29年産福井越前夏蕎麦(キタワセ種)

「平成29年産福井県の秋ソバの栽培が8月より始まりました」

 今週より越前市(旧今立町・旧武生市)内でもいよいよ平成29年産の秋ソバの栽培が開始されました。今日は旧今立町から池田町へと向かう山際にある山室町地区に行っております。山から流れ込む良質の水と山々に囲まれた緑一杯の環境です。

山際にある山室町地区の田園風景

「今日よりしばらくの間は播種作業が続きますが天候に注意!」

 今週よりお盆の時期(8月中旬)ごろまで作業は続きますが心配なのはお天気です。今週の福井県内の天気予報によると曇り・晴れが続いていますが、台風が発生していることもありちょっと心配な気もします。また、最近の傾向として、局地的に一時に一気に雨が降るゲリラ豪雨など、いくら排水対策を厳重にしても、人間の力では対応できない場合など心配事は尽きませんが、播種作業がすんだら後のほとんどは、自然の力とおてんとうさま頼りとなります。

そばの実の播種(種まき)の準備
そばの実の播種(種まき)の作業風景
そばの実の播種(種まき)が終わったそば畑

「ソバの栽培作業中にはいろんな来客者がやってくる」

 製粉所周辺での播種作業を覗いてみたら、トラクターの周りに鳥が群がっています。多分サギの一種でアマサギだったと思うのですが・・・いつもの光景ですが、トラクターに弾かれないように上手に群がっております。うまく逃げるなぁといつも感心します。
 草刈作業でびっくりして草の中から飛び出てきたカエルやバッタなどの昆虫を狙っているのでしょう。

種まきの種につられてアマサギがトラクターに近づく

 今年も福井県内でも各栽培地等を廻って随時福井県産秋蕎麦の栽培レポートを更新していきますのでお楽しみに!