「令和2年」福井県産秋ソバの生育状況。秋の新そばまでもう少し!

「令和2年産秋の新そばまであともう少し」

 10月も下旬になろうかという時期ですが、通常の年ですと秋のお祭りや収穫祭・そして新そば祭りなどが開催されますが、今年はコロナ禍の影響で色んな行事が中止になり、ちょっと寂しい秋の収穫の時期を迎えておりますが、収穫間近のそば畑ではジワジワと元気に秋ソバが育っております。

「そば畑のある風景も秋が深まり、次第に色が変わってきました」

 ここ近年は、収穫時期までに何度かの台風や雨・強風などに襲われて倒伏したり、不作の年だったりという状況が続いておりましたが、今年は本当に珍しいくらいに、台風到来や雨が続くなどの天候不良などが無かった年でした。おかげ様で隙間がないくらいワサワサと生えているそば畑が多くみられます。このようないい感じなのは本当に久しぶりです。9月下旬から10月上旬にかけて満開だったソバの白い花も次第に枯れ始めて、そば畑全体が少しずつ色を変えてきております。

収穫直前の令和2年福井県産秋ソバの圃場全景状況
そば畑の風景も白いソバの花が満開の時から次第に色が変わってきます。

 弊社の製粉所に併設されている乾燥・調整施設も準備万端になりましたが、収穫の刈取りのタイミングを何時にするか?各地区のそば畑に近づいてみると・・・まだまだ熟していない実が多い感じです。ざっと見て回った10月21日の時点ではまだもうしばらくかかりそうです。例年ですと10月の25日を過ぎた頃から刈り始めておりますが、今年はどうでしょうか?来週のそば畑の状態を見極めながらの収穫開始となりそうです。

収穫直前の令和2年福井県産秋ソバの圃場全景状況
下の方は結構そば実が黒化してきていますが、上の方はまだ白い状態です。

 今年はどのそば畑でも実が多く付いているみたいで、これは刈取りに時間がかかりそうな予感がします。ソバの刈取りは朝一番から始めることができずに、お日様が照ってしばらくしてからの、夜露が乾き始めたころの10時頃からしか始めることができません。もちろん少しでも多く刈り取りたいので、夕方遅くまでの作業となります。乾燥施設に持ってくるのも遅くなりますが、そこからごみなどを取りながら時間をかけて乾燥機に搬入しなくてはなりません。と言う事でこれからは製粉作業以外にも、収穫・乾燥・調製作業が加わることで、一年で一番忙しい時期が始まろうとしております。私たち歳を取るたびに年々体力が衰えてきているため、今年は最後まで大丈夫かな俺たち・・・(汗)

実が黒くなり始めたソバの実
今年は実も多く付いているようで、質・量ともに良くなりそうな年になりそうです。

 「令和2年福井県産秋の新そば粉」の販売開始になりましたら、ホームページ上でお知らせさせていただきますのでもうしばらくだけお待ちください。