平成30年福井県産秋そばの栽培レポートその4「収穫までもう少し」

「新そばまであともう少し」

 10月上旬にやってきた台風24号も一時強風が凄かったですが、そば圃場への影響も思っていたよりは無かったようですが、ちょうど平成最後の国体でもある福井国体の開会式などの行事にはかなり影響が出ておりました。平成30年産秋の新そばの収穫までお願いだから、もうこれ以上は台風は来ないでという感じです。

「愛知県のそば店のご店主様がご来店下さいました」

 ちょうど台風が通過した10月の上旬に、福井県産そばの成長状況などを毎年この時期に視察に来られている、愛知県のそば店ご店主様が今年も当製粉所に来られました。お天気がいいこともあって早速ですがグルっとそば圃場を見学して回りました。今年は9月から続いての台風通過後なのでかなり倒伏している圃場や、夏季播種後に全く雨が降らない時期が続いたためか発芽していない圃場も多々見られます。

台風通過後のソバ圃場
越前市山室地区そば圃場(10月3日撮影)

 この日は快晴の秋晴れの日で、外にいると少し汗ばむくらいの気持ちの良いお天気だったためか、そば圃場の近くに行くとそばの独特の匂いがぷーんとしており、白い花の周りにはミツバチや蝶々などの虫たちがあちこちに飛んでいました。

そばの白い花が満開の圃場
越前市国中地区そば圃場(10月3日撮影)

 こちらはその後一週間が経過して今週の月曜日に撮影したものです。あまり変わっておりませんが、上の方はまだ薄緑色をしていますが徐々に実が黒化していくことでしょう。下の方はもう黒くなりかけてますね。

黒化前のソバの実
越前市国中地区そば圃場(10月3日撮影)

「お昼は越前市の自家製粉の手打ち蕎麦のお店で」

 さて、お昼は福井県産のそば粉を使用したお蕎麦を!ということで毎年色んなそば店に行っているのですが、今回は越前市にある「くらそば幸道」さんにてお昼をいただきました。ちょうど福井国体の真っ最中ということもあり、県外から来られた方や他県のネームの入ったジャージを着ている方など国体のために来福された方たちもちらほらとみられました。是非福井県の美味しいお蕎麦を食べていってほしいですね!
 愛知県のそば店ご店主さん曰く「おろし蕎麦を食べるのは、福井の増田さんとこに来た時に一年に一回くらいですよ」とのことでした。(汗)そういえば昨年一緒に行った蕎麦屋さんでかなりきつーい辛さのおろし蕎麦を食べて以来ですね(汗)

石臼挽き自家製粉の手打ち蕎麦のお店のお蕎麦
越前市高樹町にある自家製粉手打ちのお蕎麦屋さん「くらそば幸道」

 今回は愛知県のそば店ご店主さんからお店で出しているお蕎麦を生蕎麦でいただいたのですが、こちらのご店舗様には弊社の石臼挽きそば粉と玄そば及び抜き実をお送りしており、弊社のそば粉を基本ベースにご店主自ら手挽きした粗挽きそば粉を数割ブレンドして、オリジナルの蕎麦を出しております。更に打ったお蕎麦を冷蔵にて熟成させた「熟成蕎麦」で提供しているとの事で、そのサンプルをいただき早速食べてみました。いや~美味しかったです!その食べてみた感想は次回のブログ更新にて!