平成30年福井県産秋そばの栽培レポートその5「刈取り開始」

「平成30年福井県産秋の新そば粉の販売時期」

 いよいよ10月も下旬となり、そば栽培圃場の風景も葉が枯れ始め、実も黒化することで徐々に茶色の風景に変わってきました。本日より刈取り作業を開始しております。平成30年福井県産秋の新そば粉の販売開始は今のところ11月の上旬を予定しております。

「本日は秋晴れの晴天になり圃場の景色も変わってきてます」

 前回の栽培レポートから約2~3週間が経過しました。前回と比べて圃場の景色もすっかり変わりました。前回の栽培レポートについては、平成30年福井県産秋そばの栽培レポートその4「収穫までもう少し」を参照。9月に続いた長雨で虫が活発に動かなかった影響か、9月・10月と到来した台風の影響か、花が咲いたものの実が結実しないあだ花となった感じも見られます。

刈取り前のソバ圃場
越前市粟田部町山室地区(10/25撮影)

「平成30年福井県産秋そばの刈取りが始まりました」

 まだまだ青い部分が多い状態ですが、本日は絶好の刈取り日和ということもあり、いよいよ今年度の収穫作業を開始いたしました。本当は昨日からの予定でしたが、午前中まで雨降りだったこともあり、予定を一日遅らせての収穫作業となりました。

ソバの刈取り風景
越前市粟田部町山室地区(10/25撮影)

 お天道様が登って温まってきてから、少し圃場全体が乾いてくる9~10時過ぎごろから作業は開始されます。もっと早い時間から刈りたいのですが夜露に濡れた状態で刈り始めると機械が詰まってしまう可能性が高くなりますので、どうしてもこのくらいの時間からになります。必然的に暗くなり夕方になっても、「出来るだけ多く刈り終えたい!」という気持ちがあるため、この時期は真っ暗になっても作業を続ける形となります。

「刈った新蕎麦の実は弊社の乾燥施設に直行します」

 今日は一台で刈取り作業をしていますが、午前から開始してようやく乾燥施設に一回目が到着したのは一時半ごろになりました。重量を量ると生蕎麦の実で約500kg程度でした。収穫量が良かった年ですともう少し速い時間に到着するので、作業をしている圃場の状態もありますが、今年初めてのイメージでは今年もやや少ないかな?という感じですね。とはいえ、ここから11月中旬位までは作業は続きますのでこれ以降の圃場に期待です。

収穫された新ソバの実
収穫された新そばは弊社の乾燥施設へ

 収穫されたばかりの新そばの実は、ゆっくりじっくりと乾燥されたのちに選別・調整・袋詰めをされます。その後検査を受けたらいよいよ平成30年産新そばとして製粉されます。

青い実が多く含まれる早刈りソバ
まだまだ青い実の比率が多い「早刈りそば」

 平成30年福井県産秋の新そば粉の販売開始は今のところ11月の上旬を予定しております。販売開始されましたらホームページ上でもお知らせさせていただきます。いよいよ待っていた秋の新そばが楽しみです。