世界の蕎麦料理

イタリア
イタリアの代表的な料理といえば、パスタやトマトソースがまずあげられます。イタリアとそばの関係は、歴史的にとても古く、12世紀に十字軍がイスラム圏からそば粉を持ち帰ったことから、そば料理が始まったといわれています。 しかし、小麦粉の普及が進むにつれて、今日ではそばから小麦粉へと料理材料が切り換わってしまいましたが、そば粉とじゃがいものニョッキを始め、かつては一般家庭の食卓に並べられていたそうです。 このように、イタリアではその影を潜めつつあるそばであるが、地方では、今でも家庭料理の食材として用いられるところもあるそうです。

フランス
日本でも人気のクレープ。その発祥国として、専門店が数多く建ち並ぶフランスですが、その発祥地は、フランス北西部の英仏海峡に突出したブルターニュ地方といわれています。農作業を行うには貧しすぎる土壌であったこの地で、栽培可能だったのが、ライ麦、そしてサラザンというそばだったそうです。そして、そばの最善の食法として生み出されたのが、そば粉で作るクレープでした。 小麦粉が普及されるにつれ、主食の座はパンに移行しました。現在、小麦粉で作られるデザート用のものをクレープといい、そば粉で作った料理を包むものをガレットというように分けられているようです。

ロシア
そばの総生産量世界第1位に君臨するのは実はこの地域です。そばは寒冷な気候のやせた土地でもよく生育するので、ロシア、ウクライナなどで古くから栽培されているそうです。

中国
そばのルーツである雲南省などの北部地域では、麺やギョウザやワンタンの皮、まんじゅうなどに用いられています。また、そば粉から酒、醤油、酢なども作られています。内蒙古では、我が国と同じようなそば切り的な作り方をはじめ、様々な調理法により、日々の家庭で食されています。